こんな疑問にお答えします。
休みってとても良い響きですよね!
今の仕事が好き、嫌いに関わらず、休みもしくは休日と聞いて嫌な気分になる人はいないと思います。日々の労働から解放されるひとときの休みは、我々社会人にとってとても重要なものです。
さらに、これから就職活動を控えている学生にとっても福利厚生の大きなウエイトを占める休みについては気になるポイントではないでしょうか??
今回は僕が新卒から9年間勤務してる銀行の休みについて少し解説したいと思います。各銀行で制度については違いがあるので、参考までに読んでいただけるとありがたいです!
本記事の内容
・銀行員はいつ休みなのか
・銀行員が取得できる連続休暇について
・引継時のポイント
・銀行員の休日の過ごし方
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、銀行員として10年目になる銀行員です。休める時は休むをモットーに、入行依頼取得可能な休みは全て利用してきました。
まず以下の表をご覧ください。
令和3年度厚生労働省の就労条件総合調査の通り、
銀行員の休みは割と充実してます。
他の業界と比べても、休暇制度については整備されています。
ここからは銀行員の休み事情について深掘りしていきます。
では、行きましょう!
基本的にはカレンダー通り休めます
銀行は土日祝日、年末年始(31日〜3日)がお休みです。
つまり…
休みはほぼカレンダー通り
祝日がある場合は土曜日も出社するという会社が多々ある中、銀行は土日と祝日が完全に休みなので、祝日と土日がつながって3連休ということも年間で結構あります。
子供がいる家庭なんかは、休みを合わせて出かけやすいので、カレンダー通りに休める点は銀行で働く一つのメリットになると思います。
一方でお盆は基本的に平日なので、世間が休みの中、勤務することが多いです。この時期は上席が休暇を取得する場合が多いので、若手が休暇を申請するのは勇気が入りますね。
とはいえ、取引先はほぼ休みなのでやることは少なく、勤務自体は楽です。
連続休暇を5日取得できる!
年度に1度、平日に連続休暇5日間を取得できます。というか…、ほぼ強制的に取らないといけないです。
3連休とぶつけて、最大で10日日間、週の途中からの取得でも7日間連続で休暇を取得可能です。
(画像は9連休のイメージ)
まさに…
銀行員にとって年一のスペシャルなイベントです!
GWやSWと違い、取得のタイミングは自由なので閑散期の旅行や観光が可能です。
他の業界にはあまり見られない休暇制度ですが、なぜ、銀行員は連続休暇を取得できるのでしょうか??
連続休暇の狙い
取引先との癒着のチェックや個人情報などの重要情報をかくし持っていたりしないかなどのチェックです。簡単にいえばよからぬことをしていないかを確認する期間ということです。
とは言え、休暇取得者の上司が、担当先に軽くヒヤリングする程度で、厳重にチェックをするわけではないです。もちろん各銀行により対応は異なりますが…
とても有意義な制度である連続休暇ですが、やみくもに取得して良いものではありません。暗黙のルール的なものをいくつか紹介します。
連続休暇を取る時のポイント
ポイント
・期末、期初は避ける。
・GWやSWなどまとまった休みが他にある月は避ける。
・同僚とタイミングが被らないように事前に打ち合わせをしておく。
このあたりのポイントは意識しておくべきだと思います。
休み前の引継はしっかりする
引継時のポイント
ポイント
・来客対応などは極力ずらす
・契約や融資実行などどうしてもずらせない予定がある時は、書類を完備しておく
・緊急時に備えて、社用スマホは常備しておく
・案件の進捗具合は上司と共有してから休みに入る
基本的に丸投げはNGですし、緊急度の低いものは引き継がないようにしましょう。
不在の間同僚やお客様に迷惑がかからないように、細かすぎるぐらいに準備しておくことがめちゃくちゃ大事です。
また、引継を受ける側も内容を十分に把握して、休み中にどうでも良いことで電話するなんてことがないようにしましょう。
なぜなら…
リフレッシュのための休暇も何度も連絡が来ると休んでいる気がしないから、これにつきます。
みんなも経験あるはず…
休日出勤は年間で数えるほどしかない
休日出勤はほぼないと思ってもらって結構です。
僕は銀行に入行して9年経過しましたが、休日出勤を経験したのは数回だけです。
まれに支店内の設備の更新の立ち合いなどで休日出勤することがありますが、その場合は基本的に平日に振替休日が取得することになります。
理由は…
休日勤務は時給が高くつくから
支店や部署ごとに経費の予算が決められているので、簡単に取得できるものではないということを覚えておきましょう。
有給休暇は割と気軽に使えます。
もちろん一概に言えるわけではないですが…、昔よりは気軽に休暇を取りやすい環境になっていると思います。
支店や部署によっては上司も積極的に有給休暇を取得するところもあります。
このような上司のもとで働いていると部下行員も前向きに休暇を活用できますね。
休暇の日数は20日与えられ、その年に未利用分は翌年にのみ繰越されます。
最近では、時間単位(通院のため午前10時〜12時までなど)で休暇を取得できるような銀行も増えているようです。
僕の場合は子供の体調不良や通院など、突発的に利用する場合が多いです。年間で7日〜10日は有給休暇を利用しています。
銀行員は休みの日何している?
基本的にはリフレッシュのために過ごすので他の業種の方となんら変わりはないです。
趣味に没頭したり、昼まで寝たり、旅行に出かけたり…
単身赴任の人も多いので、家庭を持っている人は週末は帰省して家族サービスをしています。
金曜日は基本定時退社で一目散に帰りたいので、金曜日に残業することをめちゃくちゃ嫌がります笑
休日の過ごし方で一つ特徴を挙げるのであれば、資格試験などの勉強をする人も多いことです。
銀行員にとって切っても切り離せないのが試験勉強。将来のキャリアを考えれば、若いうちから真剣に向き合うことが必要です。
僕は全然向き合ってなくて、後々苦労しました…。
平日は激務で中々勉強できないという人も多いので休日にまとまった時間勉強する人もいます。勉強するということを習慣化できれば試験も苦にならなくなるので、逃げずに向き合いましょう。
コロナ禍で頻度は減りましたが…
コロナ前は休日に地域行事に参加することや上司、お客様とゴルフに行くこともありました。コロナが流行してからはだいぶ頻度が減りました。休日に気疲れすることも多かったので個人的には休日の行事の頻度だけはこのままが良いなと思ってます。
まとめ
銀行には今回紹介した以外にもたくさんの休暇制度があります。
福利厚生については割と手厚いので、メリットの一つと捉えることができますね。
休日に趣味や運動に取り組むことで、平日の仕事の質向上やモチベーションの維持につながると思います。
オンとオフの切り替えは非常に大切なことなので、自分なりの充実した休日を過ごしましょう。
早くコロナがおさまって、連続休暇に堂々と旅行に行ける世界になることを祈る。
その他にも銀行員のメリットについて知りたい方はこちらもどうぞ。
-
地方銀行で働く4つのメリット
悩める人地方銀行への就職を検討しているんだけど、実際に働いている人の声を聞きたいなー。 昨今、銀行員と聞くと、離職率が高くなっているやマイナス金利の影響で今は儲かっていないなど、あまり良いイメージは湧 ...
続きを見る
アリーヴェデルチ