こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
チェックリスト
- ITパスポートとは?
- ITパスポート取得のメリット4つ
- 試験内容・合格率について
- 効率的に勉強する方法
- 試験の申込方法
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、2022年5月にITパスポートを受験し、6月に正式に合格通知を受理しました。
今回は実際にITパスポート試験に合格した僕が行った勉強法、勉強時間などについて解説していきます。
この記事は以下のような方にオススメします。
- ITパスポートに興味がある!
- ITパスポートの勉強を始めたけど、どうしたいいかわからない!
- 1度受験したけど不合格だったので、再度チャレンジしたい!
そもそもITパスポートって何??
ITパスポートについてまだ知らない方に試験の概要について説明したいと思います。
ITパスポートは国家資格
ITパスポートは、2009年春からスタートし、年間約20万人が受験する「ITの国家資格」です。企業や組織のITリテラシー向上に有効な国家試験として広く認知されており、転職や就職活動時には基礎的なIT知識を持っている指標とみなされます。
IT系、非IT系問わず多くの社会人が受験しており、学生にも取得者が増えています。
ITパスポート取得のメリットは??
ITパスポート取得には以下のようなメリットがあります。
- 国家資格で認知度が高い
- ITの基礎知識が身につく
- 上位資格取得のステップになる
- 就職・転職活動で有利になる
少しだけ深掘りします。
国家資格で認知度が高い
ITパスポートは国家資格なので、対外的にITの基礎知識を持っている証明になります。国家資格と聞くと難易度が高そうに感じますが、合格率50%超なので勉強すれば誰でも取得できますし、定期的な更新や講習はないので一生使える資格です。
ITの基礎知識が身につく
ITというワードを見るとなんだかややこしいな(僕もこうなる)という気持ちになりますが、ITパスポートを取得すると仕組みや基本的な知識、基礎的なワードを学べるので本業にも活かせます。
上位資格取得のステップになる
ITパスポートを取得することで、基本情報技術者、応用情報技術者など上位資格挑戦への足掛かりになります。まずはITパスポートからスターとしましょう。
就職、転職活動で有利になる
ITパスポートは国家資格であるため企業からの信頼も厚く、専門性の高い業種への就職、転職の際には有利に進むことがあります。企業によって、資格の優位性に差はあると思いますが、基礎知識があるのとないのでは大きな違いです。
試験内容と合格率
試験内容
項目 | 内容 |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 小問:100問 |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 | ストラテジ系:約35問 マネジメント系:約20問 テクノロジ系:約45問 |
合格基準 | 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること |
試験方式 | CBT方式 |
採点方法 | IRTに基づいて解答結果から評価点算出 |
直近の合格率
学生の受験者も多いですが、社会人の方が合活率は高めで、全体で55%前後で推移しています。
ITパスポートの効率的な勉強法
結論から述べると、
ポイント
まず過去問(1年分)を解いてみて、苦手分野といけそうな分野を把握→苦手分野を中心にテキストをサラッと読む→再度過去問を解き出題傾向を把握していく→解けなかった問題を中心にテキストを読み込みを繰り返していく
上記の順番で繰り返し問題を解くことが効率的な勉強方法なのではないかと思います。加えて、移動時間などのスキマ時間を利用して、動画などで耳から学習することも有効です。
まず苦手分野の把握が重要
まず、僕がITパスポートの勉強をしていて失敗したと感じたことは、最初にテキストを読み込むことから初めてしまったことです。
ITパスポートは出題範囲が広いためテキストも分厚く、テキストを読んで全体像を理解するだけでも相当な時間を要します。
まず過去問で苦手な分野とある程度点数が取れそうな分野を把握してから、苦手分野を中心にテキスト読む→過去問で出題傾向を探るを繰り返していきましょう。
ちなみに僕はITパスポート全問解説というアプリを利用して過去問をひたすら解いていきました。過去問が分野ごとに分かれているので苦手分野に集中的に取り組めます。
アプリのダウンロードはこちら→ITパスポート全問解説
アプリで問題を解くのが苦手な方にはこちらもおすすめ
銀行員はテクノロジ分野の学習に力を注ぐべき
ITパスポートはストラテジ、マネジメント、テクノロジの3つの分野に分かれています。
ストラテジ、マネジメント分野については、FPや各種銀行業検定で学習した内容がかぶる部分もあるので、初見でも解ける問題があります。
が、テクノロジについては初めて聞くワードがたくさん出てきます。
例えばこんな感じ↓
テクノロジは試験全体の45%を占めており全体の得点にも直結しやすく、出題範囲も広い分野です。
まずはテクノロジ分野を重点的に学習することをオススメします。
オススメの参考書
僕が実際に使ったテキストはこちらです。
ITパスポート資格保有者にオススメを聞いたところ、こちらの参考書を利用している方が多かったので、僕自身も利用しました。
以下も人気のテキストです。
耳から学習も有効
移動時間など利用して、耳から学習することも有効です。ITパスポートでは以下のように英語3文字の略語の意味を答える問題が多数出題されます。
このような問題は数が多すぎて、書いて覚えるには限界があるので、動画など利用して学習→過去問で復習という流れが1番効率的だと思います。
試験の申込方法
こちらの公式サイトから申込できます。
初めて申込される方は、利用者ID、仮パスワード設定→初回ログイン後に本パスワードの設定があります。受験終了まで忘れないように注意いてください。
申込行ってから試験勉強を開始するべき!!
ITパスポートは試験範囲が広いため、全ての分野を十分に理解してから試験を受けようとすると相当な時間がかかりますし、モチベーションの低下にもつながります。
まず試験に申込をして、受験日時を決めることで計画的な学習、モチベーションの維持をすることができます。
まとめ
あらためて今回の記事の内容をまとめると
ポイント
・期間1ヶ月、勉強時間約30時間でも合格できる
・まず、過去問を解いて苦手分野を把握する
・スキマ時間はアプリで過去問解く、動画利用して耳から学習
・試験の申込をしてから勉強開始する
このような内容になります。
ITの基礎知識はどのような業種の方でも必要であり、この記事を読んで一人でも多くの方がITパスポートに合格してくれたら嬉しいです。
ではまた!