昨今、銀行員と聞くと、離職率が高くなっているやマイナス金利の影響で今は儲かっていないなど、あまり良いイメージは湧かない方が多いのではないでしょうか?
しかし、首都圏から地方に戻って働こうと考えている学生にとって、地元での就職先は限られており、地方銀行は公務員と並んで未だに人気の職種の一つではないかと感じます。
私は首都圏の大学から地元へUターン就職してから9年、現在も地方銀行に勤務しております。そんな現役で銀行に勤務している私が、地方銀行で働くことのメリットを解説したいと思います。
ちなみにデメリットについては【現役中堅銀行員が語る】地方銀行で働く前に知って欲しい6つのデメリットの記事で解説してますので合わせてお読みください。
この記事はこんな人に見てほしい
- 将来的に地銀で働くことを1つの選択肢にしている方
- 既に地銀に内定をもらっている方
- 中途採用で地銀に就職しようと考えている方
- 既に地銀で働く若手行員
ではメリットを紹介します。いきましょう!!
地方銀行で働く4つのメリット
幅広い業務を経験できる
銀行には、預金、為替、出納、融資、資産運用など一つの店舗内にたくさんの業務があります。基本的に新入行員はOJTにより、数年で全ての業務を経験することになります。
女性は窓口、男性は外回りといったイメージがありますが、今は女性も外回りや融資業務を担当します。
入社してすぐは銀行内でどのような業務が行われているか、わかりませんでしたが、全ての業務を担当してみて仕組みが少し分かった気がします。
地元貢献度が高い
地銀で働くほとんどの方が、地元地銀を選ぶのではないでしょうか?地方出身の方が首都圏で働く場合、地元貢献を実感するのは難しいと思います。
私は先日、整形外科の開業をお手伝いさせていただき、苦労した面も多々ありましたが高齢化が続く地元に貢献できたと大きな実感と喜びを感じることができました。
自分が生まれ育った地で働くことで地元へ貢献しているという実感を得ることができます。
経営者と話せる
主に外回りの営業担当者に言えることですが、入社して浅いうちから担当企業の経営者と会う機会が多々あります。中々他の業種では、新卒数年で経営者と担当者という立場で話す機会はないと思います。
他種多様な業種の経営者と話すことで、業界知識やトップの考え方、マネジメントなど多くの知識を身につけることが出来ます。
まさにお客様に育てていただける職業だと思います。
定期的な転勤で人間関係をリセットできる
銀行には定期的な人事異動があります。多くの人が働いていますので、馬が合う、合わないあると思いますが、基本的には数年で同僚が入れ替わりますので、合わない人がいても少しの我慢です。
逆に言えば良い雰囲気の職場でも、異動で雰囲気が変わってしまうことがあります。
多くの同僚や上司と働く機会がありますので、色んな人の色んな考え方があるんだなと実感できます。それも勉強です。
まとめ
資格試験が定期的にあるなど、学びについては常にアップデートが必要な職種なので初めは大変かもしれません。
しかし、常に新たなことに挑戦できる点は、仕事に対する向上心の高い人にはうってつけの仕事だと思いますし、新たな経験は確実に自分自身の成長に繋がります。
『やりがい』を感じられる仕事だと思いますので、胸を張って金融業界に飛び込んで来てください!! では!!